アルビオコート湘南・平塚-まちづくりブログ-”四之宮のフラウ”

ミサワホームの【アルビオコート湘南・平塚】-企画担当者みずから書き下ろす、まちづくり秘話ブログ

23) 技術の伝承”K”さんが伝えたいこと

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大好評(!?)の【アルビオコート湘南・平塚】分譲企画チームの各担当者別インタビューシリーズの第三弾の主人公は、造成工事の技術監督・品質管理を担当している通称”技術伝承のK”さんです。

 

ミサワホームのアルビオコートシリーズでは、造成工事を道路会社さんやゼネコンさんに発注して施工してもらうときに、以下をチェックする社内スタッフがいます。

 

① ちゃんと図面通りの施工をしているか。

② 当社が求める品質を確保できているか。

③ 計画図面に問題がある場合の対応方法。

 

今回の【アルビオコート湘南・平塚】を担当したのは”技術伝承のK”さんです。平成30年2月から5月の下旬までの≒3か月間、なんども現地に足を運び、施工会社を指導・監督していました。

 

Kさんはアラフィフの職人気質で無口な土木施工管理技士です。モットーは”団塊の世代の技術を漏れなく継承・伝承していくこと”。なので、我々からは”技術伝承のK”と呼ばれています。

 

先日、別のプロジェクトの現場定例会議の合間に立ち寄った喫茶店で今回の【アルビオコート湘南・平塚】の造成工事エピソードを聞くことができました。

 

Q:”K”さんが普段気を付けていることとは?

 

技術伝承のK:

『すべての現場を同じ土木会社が施工するわけではありませんし、現場監督さんは毎回違いますし、職人さんやガードマンさんもコロコロ変わります。少し面倒ではあるのですが、毎回、クドイくらい、ミサワホームが求めている品質に関するこだわりについて、手を動かす人全員に理解をしてもらようにしています。みんなどうしても自分がやりやすいようにやったり、変なクセがあったりしますから。なので世間話でもなんでもよいので、できるだけ施工担当者とは密にコミュニケーションをとって、あ、この人、ひょっとしたら〇〇について安易に考えているかも…とかって気づけば前もってミサワ品質をインプットさせておくんですね。』

 

Q:具体的にどんな指導・指示をする必要が今回の現場であったのでしょうか?

 

”技術伝承のK”:

『マンホール周辺のアスファルト舗装の仕上げについて、気を付けるように指示しましたし、施工直後には厳しくチェックをしました。』

 

Q:マンホール周辺って何を気を付けないといけないのですか?

 

”技術伝承のK”

『道路って平坦ではなく、雨水等が流れるようにゆるやかに勾配が付いていますよね。でもマンホールの蓋って平らです。ちゃんとそれを意識して道路舗装の仕上げをしてくれないと蓋周辺にくぼみができてしまうんです。そうするとそのくぼみに雨水や砂利砂ごみがたまってしまうし、経年変化でヒールがひっかかったりして危ないんです。』

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(わざわざ絵を図面の裏紙に描いてくれました!)

 

『こういったことは、毎回、やる人が変わる毎に面倒でも言い聞かせていきますし、ちゃんと守られていなければ是正させます。』

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(↑実際に施工されたマンホール蓋周辺の道路舗装)

 

Q:なるほど。そんなトコまで見ているんですね。他にこだわって指示したことは?

 

”技術の伝承K”:

『工事ばかりを見ているわけではなくて、例えば測量士・土地家屋調査士に入れてもらう境界杭についてはとても気を付けるようにしています。市や法律で定められているものは別として、民間―民間の土地の間に新規で入れる境界杭については、ちゃんと地面にグッと埋め込むコンクリートの境界杭にしろと言ってます。また、道路との境界で構造物に設置する金属プレート類は、ただ上に貼るだけだと構造物からはみ出て外れやすいので、わざわざ周りを削って表面をフラットに仕上げる事!と言っています。』

 

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(↑実際に施工されたフラットに仕上げて設置された境界プレート)

 

『今回の現場では、土地家屋調査士はちゃんとコンクリート境界杭を入れようとしてくれてはいたのですが、その杭はミサワホームの品質ルール的には2つ問題があって、他のものに替えさせました。』

 

Q:その境界杭にはどんな問題があったのですか?そもそもそんなに種類があるのですか?

 

”技術の伝承K”:

『タイプはたくさんあります。こんな感じで』(カシャカシャ…)

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(↑なんでも絵で描きたがるKさん、境界杭のバリエーションを書いてくれました)

 

『これら以外にも、中心に赤い点があるだけ…というのもありますね。で、この現場では斜矢印タイプをメインに使うことにしたのですが、持ってきてもらったのが6cm角の標準サイズのものだったんです。6cm×6cmか、7.5cm×7.5cmのサイズの境界杭を今までずっと使ってきたっていうんですね、その土地家屋調査士さんが。でも特段事情がなければ我々の分譲企画チームでは9cm×9cmタイプのを使っているんです。』

 

Q:サイズが大きいと何か良いことでもあるのでしょうか?無駄なコストアップにはなりませんか?

 

”技術の伝承K”:

『コンクリート杭が太く長い(深い)ということは、当然大きく、重たいので、動きにくいという利点がありますし、表面でポイントしている部分・方向・線・点がよく見えるということでもあります。杭っていっても、ちょっとした衝撃や地震、経年変化で動くことはあります。なるべく動かないように現実的に最善を尽くすという意味では9cm角以上のものを標準としたほうが良いだろうというわけです。6cm角では長さにもよりますが、せいぜい重量は3~6kg程度です。9cm角のであれば10kg以上のものが多く、その差歴然です。また、さらに、ただ埋めるだけではなく、杭下部の周囲をセメントで固め、より動きにくくしています。』

 

 

『もうひとつ替えさせた理由に、矢印の意匠の問題がありました。はじめにもってきたものがこういう”よくある”タイプだったんです』(カシャカシャ…)

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(↑やはりこれも絵に描いてくれました。もはや通称は”手書きのK”さんのほうがよい??)

 

『わかりますかねぇ、矢印の先がちゃんと角まで差し切れていないんですよ、このタイプは。実は最近このタイプが一番多いんですよ。本当の境界ラインは”ブルーの丸部分”なのですが、このタイプの杭だと矢印の差した先のパープルの部分が境界なのか?っておそらく一般の方は誤認してしまうのではないかって思うんですよ』

 

Q:なるほど。言われてみれば確かに紛らわしいですね!

 

”技術の伝承K”:

『なので、9cm角のに変更するのと合わせて、ちゃんと角まで矢印がとびぬけているコンクリート杭にしてくださいとお願いしたんです。』

 

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(↑実際に現場で入れた境界杭。9cm角はとても大きくてインパクトがあります!また、矢印もくっきり角までとびぬけています!わかりやすい!)

 

”技術伝承のK”:

『こまかい品質の基準を全部説明していくと面倒なので割愛しますが、これらはすべて私が上司や先輩から口頭レベルで継承してきたものです。そして、それらのすべてに共通しているテーマというのが”そこに住まう方にとって快適かつ安心な街であること”ということなのかな、と思います。造成工事をする側の都合で物づくりをしてしまうと、どうしても乱雑かつその場しのぎ的なものが出来上がってしまいます。そうならないように、どう先回りして指示を出すか?これを常に繰り返し考えさせられる日々です。』

 

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事務局より

 

建売を購入されるお客様は、造成工事の品質までお考えになっている方は少ないと思います。道路はちゃんと通れれば問題ないし、上下水道電気ガスのインフラも使えて当然ですし、境界杭なんて入ってさえいればいい…それらの項目に良し悪しの評価は確かにないのでしょう。でもだからといって、いい加減なことはしない!ちゃんとミサワホームの技術・品質基準を保持する!と縁の下で支えるスタッフがいるのが私たち分譲企画チームの強みです!相変わらず「AIWK」(あえて・言われないと・わからない・コト)な話ばかりで恐縮です…

 

さて、次回からは建物内部の設計担当が登場します!

 

神は細部に宿るといいますが、彼の通称はその名のとおり ”細部の神S” さんです。お楽しみに!